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- いつものお米がちょっと美味しくなるページ


ここでは当店で販売いたします「上越コシヒカリ」の栽培生長記、春から夏にかけての農家さんと上越田園の風景をご紹介致します。担当宮川が自ら農家のもとに通い、写真を撮らせていただいきました。
お米の産地を知ることで、普段食べているお米がいつもよりちょっと美味しく感じますよ(^^)-☆

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上越は日本屈指の豪雪地。一面を雪に覆われ田んぼは見渡す限りの白の世界。田んぼの雪が解け米山に残雪が残るころ、さぁ2011年の米づくりがスタートします。
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まずは苗づくりを進めつつ、田んぼでは田起こしを行います。カチカチの土壌をほぐしつつ、提携先の畜産農家からいただいた牛たい肥を撒いて土壌に栄養を補給します。米農家から出た稲ワラを畜産農家の牛のエサに、その牛のたい肥を米農家の田んぼに利用する。地元農家同士が連携をとり、環境にも体にも優しい農業「循環型農法」を行っております。
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上越では大体5月ゴールデンウィークが田植え開始時期。帰郷してきた親戚、兄弟もみんなで手伝って田植えをするのが農家さんのGWです。今年は春の気温が低く、苗の生長が遅れた為、例年より一週間ほどずれて本格的な田植えスタート。さらに雨風の日が多く、週末の晴れた日には兼業農家さんも含めたくさんのトラクターが動いていました。
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田植え期間は約2週間。楡井農場では5月18日には千秋楽を迎えました。天気も落ち着いてきて米山から流れ来る田んぼ用水も透明度をましていきます。さらに無農薬栽培を行う田んぼには雑草対策で米ぬか散布。合鴨農法の鴨も田んぼに入る準備を始めます。産まれたばかりの鴨は手のひらサイズで可愛いですよ〜。
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6月に入ると一気に気温が上昇。夏のような暑さに田んぼ作業も体力勝負です。お天道様の陽射しをいっぱいに浴びて、苗が日に日に生長していくのがわかります。ここで一緒に生長してしまうやっかいものが雑草です。減農薬の為、手作業による除草作業は照り返しのきつい田んぼの中を、土に足を取られながら何往復も。鴨も一生懸命に雑草をついばんでいます。
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このころから稲の生長を見計らって溝切りが行われます。気温に応じて田んぼに水を入れたり抜いたり、田んぼの水量をコントロールする為の水の通り道をつくる作業です。素早く水がめぐるよう土手をつくり、溝がクロスするところにはダムができないよう丁寧に確認しながら作業していきます。
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6月も後半。例年より遅れての梅雨入りとなりました。梅雨とはシトシトと長雨が降るものですが、今年は短期集中型。スコールのようなドシャ降りが数十分単位で晴れたり止んだり。暑さが少しは安らぐと思いきや、あまりの豪雨に作業を中止する時もありました。そんな中でも田んぼの生き物は元気!夜にはカエルの大合唱が田んぼをつつみます。
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稲もどんどん生長していくなか、中干しと呼ばれる大事な作業があります。田んぼを乾かし稲の生長を制限していく作業です。ひとつの稲が多く穂をつけすぎると、お米の量はとれますが栄養が分散し、全体的に大味なお米になってしまいます。お米一粒一粒にしっかり栄養がいきわたり、旨味を蓄える事ができるようあえて生長を制限し、お米の食味を向上させるのです。品質と量のバランスを取る重要な作業ですね。
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7月上旬、例年より期間の早い梅雨明け発表となった上越。いよいよ本格的な夏にはいります!これから稲は穂をつける準備が始まり、7月後半〜8月にかけて小さな花を咲かせます。ここは稲がもっとも体力を使うところなので、追肥による栄養補給を行い、水の管理、除草作業、病気や害虫対策が夏から秋にかけての作業となります。今年も厳しい暑さとなりそうですが、気合いと笑顔で乗り切り、美味しいお米をお届けしますと各農家さんも気合いをいれていました。米選の販売するお米は、全て単一農家のお米です。各農家さんの愛情、努力、工夫をそれぞれに味わっていただければ幸いです。
2011年度の米作りもいよいよ後半戦に突入。今年もおいしい新潟米を期待する、全国のお客様の気持ちに応えられるよう頑張ってまいりますので、宜しくお願い致します(^^) →【米選の農業ブログはこちらからチェック】←